「受動喫煙ゼロ」の実現を目指し、皆様のご協力をお願いします
作成日:2021年07月02日
最終更新日:2021年08月19日
平成30(2018)年7月に健康増進法の一部を改正する法律が成立し、改正法が全面施行されています。
本法律により、望まない受動喫煙を防止するための取り組みは、マナーからルールへと変わり、北海道においても「受動喫煙ゼロ」の実現を目指し、受動喫煙の防止対策を推進しています。
「たばこ」と「健康」について
喫煙が健康に及ぼす悪影響について、これまでの研究から、たばこの煙(主流煙)には三大有害物質であるニコチンやタール、一酸化炭素のほかにも70種類以上もの発がん性物質が含まれており、肺がんに限らずあらゆるがんの原因となることが科学的に明らかにされています。
そのほか、たばこは虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や脳卒中などの循環器の病気や、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器の病気の原因でもあります。さらには高血圧や糖尿病、歯周病などの生活習慣病や、妊娠周産期の異常(早産、低出生体重児、死産、乳児死亡)などにも影響します。
「受動喫煙」について
たばこを吸う本人以外がたばこの煙(副流煙)にさらされることを「受動喫煙」と呼びます。受動喫煙にもがんや、虚血性心疾患、脳卒中などの影響があり、たばこを吸う本人だけでなく、吸わない人にも健康被害を引き起こします。
「望まない受動喫煙」をなくすため、平成30(2018)年7月の健康増進法の一部改正により強化が図られました。また、道においては、令和2(2020)年3月に「北海道受動喫煙防止条例」を制定し、全ての方に望まない受動喫煙を生じさせない「受動喫煙ゼロ」の実現を目指し、道、道民、事業者及び関係団体がそれぞれの責務の下、協働しながら道民運動として、受動喫煙防止対策を推進することとしています(受動喫煙防止ポータルサイトより) 。
下川は喫煙率が高い
下川の喫煙者の割合は国や北海道よりも高い現状があります。また高血圧や心疾患の治療者も国や北海道よりも割合が高く、「禁煙」「受動喫煙防止」が病気の発症リスクを下げる効果的な方法の1つと言えます。
禁煙の効果
今すぐ禁煙することで、長期的な健康障害の可能性を大幅に低減できます。禁煙を続けることで、たばこでダメージを受けた体も健康に近づいていきます。喫煙者本人の健康面だけでなく、受動喫煙の軽減により周りの人が健康に過ごすことができたり、病気の発症・重症化予防につながることで医療費を抑制することができるなど、禁煙には大きなメリットがあります。
たばこをやめたい方へ
~禁煙外来のご紹介~
タバコをやめたいのに、やめられない原因は、ニコチンにあります。ニコチンは、精神的・肉体的にも依存を引き起こす物質です。たばこのニコチン依存症に対し、病気の一つとして医療の力を借りながら禁煙することが成功の近道になります。禁煙外来は町立下川病院でも開設されています。
受動喫煙防止・健康づくりに関する情報サイト
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