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公共建築物における地域材の利用について

作成日:2020年01月23日
最終更新日:2021年04月12日

 下川町は、平成23年4月に下川町地域材利用推進方針を制定し、下川町内又は北海道内の森林から産出され、町内で生産又は製品化された木材(以下「地域材」という。)を公共建築物の木造化及び内装等の木質化を推進しています。

下川町地域材利用推進方針の概要版はこちら(119KB)
下川町地域材活用推進方針の全文はこちら(225KB)

公共建築物における地域材の利用促進の意義

 本町の面積の約9割を占める森林は、トドマツやカラマツなどの人工林や天然林が豊かに広がり、生命の源となる清らかな水をたくわえ、野生生物の生息の場となるとともに二酸化炭素を吸収し酸素を供給するなどの重要な役割を果たしており、町民にとってかけがえのない貴重な財産となっています。

 しかし、これまで木材などの林産物の供給などを通じて森林を支えてきた林業及び林産業等は、木材価格の低迷などにより事業活動が停滞し、森林の多面的機能の持続的発揮や木材の安定的供給に支障を来すことが懸念されています。

 このような現状において、地域材の需要を拡大することは、森林から生産される木材等の収益が森林の整備や保全に再び向けられ、森林資源の循環利用につながることから、森林・林業の再生や山村地域の活性化、雇用の創出を図るうえでも重要となっています。

 また、木材は、断熱性、調湿性に優れ、衝撃を緩和する効果が高い性質を有するほか、再利用が可能で省資源につながる資材であることから、地域材を人と環境にやさしい資材として有効に利用することは、健康的で温もりのある快適な生活空間の形成や二酸化炭素の排出の抑制、建築物等での炭素の固定を通じた地球温暖化の防止にも貢献するものであり、このような地域材の良さを実感する機会を町民に幅広く提供し、地域材の利用の意義等について町民理解を効果的に醸成することが重要であります。

 このため下川町では、多くの町民の利用に供される公共建築物において、環境にやさしい地域材を積極的に利用し、直接的に地域材の需要を拡大するとともに、地域材の利用の意義や良さを広く普及することによって、住宅や民間事業所などの一般建築物や工作物の資材、各種製品の原材料及びエネルギー源など、多様な分野での地域材の利用を拡大することとしています。

公共建築物の地域材利用実績

公共建築物の木造化及び内装木質化の実績は以下のとおりです。

・五味温泉(内装木質化:平成21年度)の概要はこちら
・下川町公民館「1階」(内装木質化:平成21年度)の概要はこちら
・下川町役場庁舎(内装木質化:平成21年度)の概要はこちら
・下川町共生型住まいの場「ぬく森」(平成22年度)の概要はこちら
・下川町公民館「2階・3階」(内装木質化:平成23年度)の概要はこちら
・ふれあい交流施設(平成24年度)の概要はこちら
・一の橋住民センター(平成24年度)の概要はこちら
・町立下川小学校(内装木質化:平成25年度)の概要はこちら
・町立下川中学校(内装木質化:平成26年度)の概要はこちら
・医療植物研究施設(平成26年度)の概要はこちら

・総合版はこちら

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