消火器
作成日:2020年01月29日
最終更新日:2020年01月29日
消火器での初期消火について
万一、火事が起きそうになっても、初期であれば、消火器を使って消火することは、けっして難しくありません、消火器のノズルを火の根本を掃くように左右に振り消火してください。また、消火器を使用すると火災の煙、消火薬剤で前が見えなくなります、避難路を必ず確認してから使用しましょう。
それでも火が消えず天井にまで燃え移ってしまったら、一人では消せません。大声で近所に火事を知らせ、119番通報してもらうとともに安全な場所に避難してください。後のことは消防署に任せて、けっして引き返してはいけません。
消火器の使い方について
- 風上に回り風上から消す。
- 火炎にはまともに正対しないように。
- やや腰を落として姿勢をなるべく低く。熱や煙を避けるように構える。
- 燃え上がる炎や煙にまどわされずに燃えているものにノズルを向け、火の根元を掃くように左右に振ります。
1.安全ピンを上に引き抜く
2.ホースをはずして火元に向ける。
3.レバーを強く握って放射。
消火器の破裂事故
平成13年3月4日、名古屋市内で古い粉末消火器を処分中に、消火器が破裂し、男性1名が死亡する痛ましい事故がありました。
事故の原因
今回の事故は古い消火器を長い間、屋外に放置していたため、雨ざらしになり消火器の底が腐食したと考えられます。 粉末消火器は、安全ピンを抜いて、レバーを握ると炭酸ガスボンベのガスが吹き出して内部が加圧され、消火粉末を噴射します。この時、底が腐食していると圧力に耐えきれず、底が抜けて、ロケットのように飛びますので今回の事故につながったものと思われます。
事故の対策・予防
- 消火器は鉄製容器のため錆びますので、湿気の少ない場所や、雨水のかからない場所に保管してください。
- 保管場所によっても異なりますが、消火器は概ね5年を目安に消火剤および容器の錆びや変形等を点検をしてください。
- 容器が錆びたり、腐食しているものはできるだけ早く交換(有料)してください。
- 使用済みの消火器は、ゴミとして出せませんので、消火器販売店に連絡して処理(有料)してもらってください。
消火器の訪問販売に注意しましょう!(住宅用火災報知機も同様です。)
最近、会社やスーパー、病院など消火器の設置本数が多い事業所をねらって、巧妙な手口により消火器の点検や薬剤の詰替えを行い、時には強迫的な言動で高額な料金を請求するなどのトラブルが多く発生しています。
事業所には、(注)クーリング・オフは適用されません。みなさんも、被害にあわないように注意してください。
特に消火器をたくさん設置している事業所を狙ってきます。
- 支店、出張所等の出先が多い事業所等
- 工場、病院、医院等
出入りの点検業者を巧妙に装います。
- 訪問前に電話をかけて信用させます。
- 本社などからの依頼のように装います。
点検の承諾をあいまいにすると素早く消火器を集めだします。
- 正規の契約業者の点検内容をみて、点検の理由をでっちあげます。
内容を説明せず、一見合法的な書面に署名、押印を求めてきます。
- 点検等の理由づけが記入された一見合法的な契約書を提示してきます。
トラブル防止のポイント
- 身分証明書などの提示を求める
- はっきりと点検を拒否する
- 契約書にハンコを押さない
このページの作成者・お問い合わせ先
下川消防署
電話:01655-4-2119