下川町地域共育ビジョン-子どもが誰ひとり取り残されず、全体が大きな家のような教育のまち-

【開催報告】2/12~2/25 2025年度春期インターンシップ体験日記

2026/03/10実施報告

2月12日〜2月25日の14日間、2025年度春のインターンシップを実施しました。インターンシップでは、下川小学校、中学校、下川商業高校の授業に参加したり、居場所づくりを行ったりと様々な活動を行いました。写真を交えながら紹介します。

<インターンシップ参加者>
(左から順に)
城田果穂 立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋学部 3年
友田夏希 新潟大学 創生学部 1年
渡辺仁胡 北海道教育大学旭川校 教育学部 2年
髙山桃香 新潟大学 経済科学部 2年

<活動スケジュールと内容> 
2月12日 オリエンテーション・町内案内
2月13日 人ツアー・先輩進路トーク@下川商業高校
2月14日 アイキャンボランティア➀
2月15日 アイキャンボランティア②
2月17日 下川中学校いじめ集会
     下川中学校1年生 センパイ進路トーク
2月18日 中学校参観日・居場所づくり@下川スキー場➀
2月19日 森ツアー・居場所づくり@下川スキー場➁
2月20日 小6総合・テスト前勉強会➀
2月21日 地域共育フォーラム
2月22日 居場所づくり@下川スキー場➂
2月24日 小学校 5,6年参観日・テスト前勉強会➁
            インターン生報告会
2月25日 振り返り

 

2月13日(金)9:00~12:00
下川の人ツアー@ぐるっとしもかわ大石さん

下川の人ツアーとして、下川町のアイドル・馬のハナちゃんとの触れ合いと、バイオマスボイラー施設、しいたけ栽培を見学してきました。

ハナちゃんとの対話で心に残ったのは、飼い主の小峰さんの「馬は過去を忘れ、今の接し方が全て」というお言葉です。対人関係では過去に囚われがちですが、ハナちゃんは「今」の自分だけを見て向き合ってくれました。言葉以上に、自分の強い意志が必要な馬との対話を通じて、自分に正直になれた気がします。こうした体験が教育として根付いている点に、下川町ならではのアイデンティティを感じました。

一の橋のバイオマスボイラーの見学では、その徹底した循環に驚かされました。単に熱源として使うだけでなく、「灰まで活用する」「常にエコにできないか、他に使い道はないか」と考える姿勢そのものが大きな学びでした。

そんな地域のエネルギーに支えられたハウスで、平野さん方が手間暇かけて育てられるしいたけを見て、これが下川の誇りなのだと実感しました。その後インターン仲間としいたけ蒸し焼きパーティーで食べたあの味は、背景にあるこだわりを知ったこともあり、歓声があがるほど感動する美味しさでした!(友田夏希)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月13日(金)14:00~14:45
センパイ進路トーク@下川商業高校1年生「ビジネスコミュニケーション」

 2月13日(活動2日目)に下川商業高校の授業内で、インターン生がこれまでどのような進路決定を行ってきたかを話す、「センパイ進路トーク」を行いました。どのような進路選択をするかは人それぞれで、正解はありません。ですが、一例として私たちの人生を知ってもらうことで、高校生の歩む道が広がればいいなと思い、センパイ進路トークに臨みました。私たちは日々高校生と関わることがないので、「どんなふうに話せば楽しみながら聞いてもらえるかな?」と緊張していましたが、高校生が私たちのことをよく見て話しを聞いてくれて嬉しかったです。フリートークの時間に「あなたの憧れの人は誰ですか?」という問いをした際、生き生きと話す高校生を見ることができ、明るいエネルギーをもらうことができました。

 センパイ進路トークに向けて、これまでの自分を振り返れたことも大きな収穫です。過去の自分はどんなことが好きでどんなことで悩んでいたか、どんなことを大切にしていたかを思い出すことができました。当たり前のことではありますが、過去の自分によって今の自分が作られています。今の自分は、未来から見たら過去の自分になるので、よい未来を作れるように今を一生懸命に過ごそうと思いました。(渡辺仁胡)

 

 

 

 

 

2月14日(土)13:00~19:30
アイスキャンドルミュージアム➀

 13時からアイスキャンドルミュージアムのお手伝いをしました。初日の今日はにぎわい広場にある滑り台の見守りや、遊びに来てくれた小中学生との雪遊びを楽しみました。雪に慣れていない大学生が多く、雪遊びでは下川の子供たちに雪での遊び方を教えてもらいました。

 16時30分からは、アイスキャンドルミュージアムの会場で、中高生ショップのお手伝いや芽かきシイタケを使った肉まんのアンケート係、シャボン玉販売。・フォトボランティアをさせていただきました。ショップのお手伝いなどを通して、地域の方とお話をさせていただく機会がたくさんあり、下川の住民同士の距離の近さや、温かみを直に感じることができました。また、急遽ではありましたが、下川町のマスコット「しもりん」のつきそいもさせていただき、しもりんが町のみんなに愛されていることが分かり、私たちもファンになってしまいました。笑

 初めて見たアイスキャンドルはきらきらとしておりとても幻想的で、下川の寒い夜をあたたい光が包み込んでいるようでした。町外からの観光客の方もこのイベントのために下川を訪れるということで、大切な観光資源であることを実感しました。(髙山 桃香)

 

 

 

 

 

2月15日(日)13:00~19:30
アイスキャンドルミュージアム②

2日目の今日は13時から屋外で行われた玉入れと、小学生が考案し実現に至ったスノータイムアタックという競技のお手伝いを行いました。アイスキャンドルミュージアムに訪れる観光客や町の人のお昼の滞在時間を伸ばすために、明るい時間帯のイベントでもっと盛り上げようということで実施されている企画でした。下川町に来て初めて実際に町の小中学生と関わることができ、下川の子供たちの元気さや町の方みんなで育てているような温かさが伝わり、下川と共育の関係性について知ることができる一日でした。(髙山 桃香)

 

 

 

 

 

2月17日(火)13:45~15:15
センパイ進路トーク@下川中学校1年生「大学生とのカタリバ」

 2月17日(活動6日目)に下川中学校でセンパイ進路トークを行いました。センパイ進路トークとは、インターン生がこれまでどのような進路決定を行ってきたかを中学生の各グループにインターン生が1人入って話すというものです。インターン生が話す前に中学生の「25歳の私」を聴いたところ、どの子も具体的に将来について考えているなと感じました。「小学校のころからこの職業に就きたいと思っているんです!」という子もいれば、「今はとりあえずこの仕事を目指しているけど、いいなって思う仕事がたくさんあって正直迷っている。」という子もいました。どんな25歳になっているかのしっくり度はそれぞれ違っていても、中学生に共通して言えるのは25歳の自分を真剣に考えているということです。私は中学生の時「どんな25歳になっているかな」と考えたことがありませんでした。ぼんやりと「どんな大人になりたいか」と考えることはありましたが・・・。目先の進路選択だけを考えるのではなく、働いているであろう25歳から逆算的に考えて進路選択していくことができると思いました。進路に迷う人間の1人として、とても勉強になりました。

 インターン生のトークを中学生はうなずくなどの反応をしながら真剣に聴いてくれました。おかげで私たちインターン生も楽しく話すことができました。フリートークでは「中学生の時にしておくべきことはありますか?」という問いをしてもらいました。

 センパイ進路トークを経て、聞き手を引き付ける話し方の工夫を知ることができました。ここで得たものを大学生活や社会人になってからの生活に活かしていきたいと思いました。(渡辺仁胡)

 

 

 

 

 

2月18・19・22日(水・木・日)15:30~17:00、10:00~17:00
居場所づくり@下川スキー場ロッジ

 3日間にわたってスキー場での居場所づくりを行いました。事前準備の段階で寒さや雪を利用した実験遊びや、インターン生や子供たちが作ったシールでシール交換ができる遊びを企画しました。

 初日は学校終わりということもあり来てくれる子が少なかったですが、一人一人の子としっかり関わることができたように思います。色水で雪に色を付ける遊びでは、ペットボトルの蓋を外してダイナミックに色混ぜを始めてしまったり、その勢いでお友達の洋服に色水をかけてしまう子などがいました。遊びを企画し見守る立場として、子供たちが一緒に遊ぶ他の子に、迷惑がかかってしまうような行為をさせないで済むような環境作りが重要だなと感じた1日目でした。

 2日目には前日の反省を活かし、色水のペットボトルにテープを巻くことや、色水の補充は大学生がやることなどを徹底しました。1日目に比べて、子供たち同士が安心して遊べたのではないかと思います。また、室内ではシールづくりとシールのガチャガチャが大人気でした。お友達や家族、自分にシールを作る子、ガチャガチャを回し他のお友達が作ったシールを手に入れるためにシールづくりを頑張る子、それぞれが思い思いの手作りシールを作り楽しんでくれたのが嬉しかったです。

 最終日となる3日目、午後からは沢山の子供たちが来てくれてとても盛り上がりました。気温が高く私たちが考えていた外での実験やアイスづくりがなかなかうまくいきませんでしたが、気温が上がったからこそ滑り易くなったそり滑りで遊んだり、固まり易くなった雪で雪合戦が始まるなど、子供たちの柔軟な発想に驚かされることが多かったです。室内ではおやつ作りも行い、レモネードとフレンチトーストが大好評でした。「おいしかった!」や、「全部食べた!」と笑顔で言ってくれる姿を見て、企画運営して良かったなという気持ちになることができました。3日間を通し、イベントの準備進行の大変さややりがいを感じることができました。また、子供たちの「楽しかった!」「帰りたくない!」という声を聞くことができとてもいい経験になりました。(髙山 桃香)

 

 

 

 

 

 

 

2月19日(木)9:15~11:15
下川の森ツアー@のらねこや藤原さん

 森ツアーでは、街の9割の面積を占めるという下川の森に連れて行っていただき、藤原さんに北海道や下川の動植物について教えていただきました。下川町は林業が盛んですが、地衣類や菌類も含め様々な生き物が共生していることを学び、人間視点で見た「林業」のためだけの森ではないということを実感できました。一番驚いたのは、静かな森も実は無音ではなかったことです。 耳を澄ますと、鳥の声や市街地の車の音など聞こえてきました。森と街は切り離されているのではなく、地続きで繋がっているというこの絶妙な距離感こそが、この町のアイデンティティなのだと肌で感じました。(友田夏希)

 


 

 

 

 

 

 

 

 

2月20・24日(金・火)15:30~17:00
居場所づくり@下川中学校図書館

 20日、24日の活動は、下川中学校での居場所づくりでした。テスト前の学習スペースとして行い、分からないところを一緒に考えたり大学生が教えたりしながら過ごしました。

 進路トークを担当した一年生の子たちがたくさん参加してくれてうれしかったです。宿題になっているワークなどをしている子が多く、分からないところの質問や、雑談を交えながら賑やかにテスト勉強が行われていました。

 大学生がいることで勉強から意識がそがれてしまう子どもたちがいることも事実でした。また、中学生から積極的に質問されるという状況もなかなかなく、どこまで声をかけるべきなのか、どのように声をかけるべきなのか、に悩んだ部分がありました。学習スペースという場所を通して、スキー場で作る小さい子たち向けの居場所とはまた違う、 年代に合った居場所づくりをすることの大切さを感じることができました。(髙山桃香)

 

 

 

 

 

2月20日(水)14:00~14:55
下川小学校6年生総合授業

 

 下川町の課題解決プロジェクトでは、小学校6年生が町の課題に対する解決案を提言し、そのプレゼンテーションの振り返りを行いました。振り返りの場では、下川町の課題の解決案を小学校6年生が提言したプレゼンテーションの振り返りを行いました。

下川町の委員会の方から実行に向けた具体的なフィードバックや、より実現可能にするための改善点について助言をいただく場を設けていました。子どもたちが提案したアイディアの実現に向けて、大人たちが真剣に向き合い、一生懸命に取り組んでいる姿を肌で感じることができました。その後、子どもたちはプロジェクトを通して自分がどのような学びを得たのか、どのように成長したのかをポストイットに書き出し、共有する時間がありました。しかし、何を書けば良いのかわからない、自分の成長をどう言葉にすればよいかわからないと迷う生徒も多く見られました。そこで我々インターン生は、生徒に答えを与えるのではなく、生徒自身が自分の成長や学びに気づく問いかけを通して、考えを引き出すサポート役として関わることができました。

今回を通して、一つの課題も見えてきました。それは、下川町の課題解決プロジェクトに継続的に関わることのできる大学生の存在があればいいなと思いました。私たちインターン生は、主にプロジェクトがひと段落した後の振り返りや、実現した時のサポート、お手伝いを行っていました。もし、定期的に関わる大学生がいれば、「あの時はこうだったよね」「こんなことで悩んでいたよね」と、プロジェクトの過程を共に振り返ることができる。

そのような継続的な関わりがあれば、子どもたちは自分たちの思考の変化や葛藤、成長により深く気づくことができるのではないかと感じました。限られた時間の中であっても、振り返りの時間を設けたことで、自らの経験を振り返り、言語化するプロセス、子どもたちは課題解決の視点だけでなく、対話の大切さや他者の意見を取り入れる姿勢、自分の考えを伝える力など、自分の成長や学びに気づくことのできる時間を作れたと思います。そして、大学生も、答えを示す支援ではなく、子どもの思考を引き出す支援の難しさ・大切さを学ぶ機会になりました。(城田果穂)

 

 

 

 

 

2月21日(土)13:30~16:30
しもかわ地域共育フォーラム2026

 私たちインターン生は共育フォーラムの準備を手伝わせていただきました。今までの下川での生活の中で出会った地域の方々含め、多くの方が参加した共育フォーラムでは、下川町の子どもたちの課題研究の成果を、多くの大人たちに見てもらう時間や、下川町のこれからの教育についてお話を聞かせていただきました。また、安平町教育委員会 教育長井内さんから貴重なお話を聞かせていただく講演にも参加しました。子どもの”なぜ”や、ワクワクすること、ドキドキすることをとことん追求できる場所が子どもたちにとって必要な場所だと再確認しました。何かを作り上げるためには、とにかくいろいろな人に対話を通して意見を聞く時間が必要であると感じました。

 異なるお仕事をされている地域の方々が、このようなフォーラムで意見交換やお互いの進捗状況を把握できることで両者刺激を受けている様子が伺えました。このように子どもたちの学びをより充実させるために、大人が意見交換や対話を通して進めていることを今回フォーラムに参加して実感することができました。(城田果穂)

 

 

 

 


インターンシップ報告会
2月24日(火)18:30~20:00

 報告会では、2週間の活動内容を振り返り、下川町の魅力と課題から「下川町への地域共育の提案」をしました。平日の夜にもかかわらず、14人もの地域の方が聞きに来てくださいました。緊張はしましたが、みなさんが温かく聞いてくださったおかげで、私たちは2週間で得た学びや夜中何度も話し合った提案に対する思いを思う存分に話しきることができました。

 私たちが提案したビジョンは「子供たちが好きなことを見つけられる空間づくり」です。下川町にいて、地域共育に携わっている方から何度も「子供の好きなことを見つけられるようにしよう」とお聞きしました。また、自分たちの経験からも「好き」は最強だと知っています。子供たちが好きなことを見つけて、より自分らしく生きれる、そんな下川町になってほしいと思いました。

 報告会終了後も地域の方と様々なお話をさせていただきました。こんなにも私たちを温かく迎え入れてくれて、送り出してくれるみなさんのいる下川町で2週間を過ごせてとても幸せでした。「町に大学生がいると嬉しい。」と言っていただいた言葉もとても嬉しかったです。本当にありがとうございました!(渡辺仁胡)

 

 

 

 

 

自主研修(インタビュー:ぐるっと下川町代表大石陽介さん)

自主研修の時間ではぐるっとしもかわ代表大石陽介さんにインタビューさせていただきました。今回の自主研修では今まで大石さんが歩んできた小学校の先生としての7年間、JICAでモンゴルの学校に勤務し海外生活を行った2年間、知床に住み、下川へ移住した人生をぐるっと見せてもらう時間になりました。大石さんの歩んでこられた一つ一つの着地点が、自分にとって興味のそそるものを経験されている方でした。そしていろいろな場所で、いろいろな経験をされている大石さんが挑戦してきた数々は自分の興味関心に共通する点が多かったです。インタビューを通して学べたことは、子どもが実感をともなって学べる環境を作ることが学校の中で先生の力量が試される部分だと気づきました。私は将来、子どもや教育に関わる仕事に就きたいと考えています。大石さんとお話できたことで、教育に正解はないけれど、子どもが学べる居場所を作るためには、子ども自身が実感を伴って学べたことを認識できる環境を作る手助けをする必要があると感じました。そして、何かにチャレンジするために環境が変わること、住む場所が変わることは、「辛い、苦しい、不便」というマイナスな感情も生まれるけれど、それを楽しさに変えていくことが生きる上で大切なことだという言葉も心に残りました。最後に、「大石さんの行動力はすごいですねえ」とポロッと言葉にした時、「ただ好きなこと、やりたいことをやっているだけだよ」とお話ししてくれました。これからの将来、たくさん悩み、決断しなければならない中で、好きなこと・やりたいことの軸は自分の中で持ち続けたいと心から思うインタビューでした。

 

自主研修(インタビュー:矢内啓太さん)

 自主研修ではアイキャンハウスの管理人であり、ケータのケータリングを経営されている矢内啓太さんにお話を伺いました。大学進学で地元を出ている私は、生まれた土地を離れて新しい地域で暮らしている方に興味を持っていました。しかし、下川に来て、いろいろな方と話す中で地元で働かれている方のお話も聞いてみたいと思い、インタビューをさせていただきました。

 啓太さんへのインタビューで、下川を1度離れて地元に戻ってきた人から見た下川について知ることができました。親目線の教育に対する視点や、地元に戻ってきた経営者のひとりとしての内側からの視点を見ることができ、下川のことが大好きだという気持ちがとても伝わってくるインタビューでした。インタビューを通して、地元だからこそ何事にもチャレンジできる空気感があることや、仲間や家族との繋がりが子育てや仕事のしやすさに関係してくる場合もあることなどをお話していただきました。自身の地元について振り返ったときに、自分がまだ気が付いていなかったところで頑張ってくれていた大人や、知らなかった魅力がたくさんあったんだろうなと考えるきっかけにもなりました。

 啓太さんの考えや下川の魅力、課題について話を伺う中で、「出会った人や機会を逃がさずに、チャレンジのきっかけを掴む」という自身のこれからの人生選択においても大切にしていきたい考えを持つことができたインタビューになりました。

 

自主研修(インタビュー:本間莉恵さん)

 私は、下川町の教育コーディネーターの本間さんにインタビューさせていただきました。本間さんは地域と学校をつなぐというお仕事をされていて、「本間さんがいてくれるからこれができるよ」と教員から聞いたり、インターン生は地域の方から「莉恵さんとこの~」と声をかけてもらったりと、本間さんの顔の広さを感じました。

 質問したことで、私の教育の幅が広がりました。教育は多面的で私は学校教育にしか目を向けていなかったことに気づきました。学校の先生をしながらもNPOで自分のしたい子供たちへの支援をしている方もいると教えていただきました。また、下川の教育のとらえ方も変わりました。お話を聞く前は、地域活性化のための教育だったり、レベルの高い子供たちにするためなのかなと思っていました。そうではなくて、子供たちに今住んでいる下川で生きる能力を身に付けてほしいことやいずれ町を離れることになっても下川にまた会いたい人や場所があることで子供たちの人生が豊かになるから、今の下川町の教育を行っているということを知れました。2週間下川で過ごしてたなかでも、下川の教育は子供たちをとりあえず生きていけるように育てているのではなく、子供たちの人生が濃縮して豊かになるようにしていると思いました。「人間を育てている」と感じました。

 私自身のことも話させていただきました。その中での気づきは、私が固定概念を結構持っているということです。たとえば、先に述べた教育を学校教育からしか見ていないということです。自分の勝手な思い込みで、自分の可能性をつぶしてしまっているのかもしれません。楽しい人生にするために、固定概念を壊していきたいと思いました。貴重なお話をありがとうございました。

 

自主研修(若者向けショート動画作成)

 私は自主研修で、町のゆるキャラ「しもりん」を題材とした若者向けのショート動画を制作しました。インターン先として初めて訪れた下川町ですが、自分自身が「旅人」という立場だったからこそ、今の旅行トレンドであるショート動画を通じて地域に興味を持ってもらえるのではないかと考えたのが始まりです。

動画制作を通じて感じたのは、ゆるキャラは地域と人を繋ぐ架け橋になるということ、ゆるキャラは動画ネタの宝庫であるということです。町イベントで老若男女が「しもりん!」と集まる姿を見て、しもりんは人の目を惹く力があると感じました。動画を通してしもりん沼にハマってもらうことが、若い世代が下川町に興味を持つ入り口になると考えています。またPR動画はネタ切れしがちですが、しもりんを主役にするだけで自然と2本の動画が完成しました。観光資源だけでなく、愛されるキャラクターに焦点を当てることで、発信の幅が広がり、投稿を継続しやすくなることも感じました。

今回制作させていただいた2本のショート動画は、しもかわ観光協会さま公式インスタグラムで公開予定です!ぜひご覧ください!

https://www.instagram.com/shimokawatime/